ホワイトニングとは
輝く白い歯は、あなたの笑顔をより魅力的に見せます。
輝く白い歯は、あなたの笑顔をより魅力的に見せます。もしその輝きが、黄ばみや変色によって失われてしまったら…
黄ばみや変色の原因は、歯の表面にだけあるのではありません。歯内部の象牙質にまで、汚れは達しています。表面的な汚れは「クリーニング」で落とすことができますが、内部に沈着した汚れをきれいにするために「ホワイトニング」が必要になります。歯の内側から漂白して、黄ばみや変色の原因となった汚れを落とすのです。
●ホワイトニングの仕組み
歯の黄ばみ・変色の原因は「加齢」・「遺伝」・「汚れ」の3つと言われていますが、ホワイトニングは、これらのどの原因に対しても効果があります。歯の表面に塗った薬剤(過酸化物)に熱や光を照射して生じる化学反応が、歯の黄ばみ成分を分解します。加えて薬剤中の成分がもつ、歯の表面のエナメル質をマスキングする効果が、象牙質本来の色(黄褐色)を目立たなくします。白さの程度を調整することが可能なので、違和感のない自然な色に仕上げられます。
しかしながら、歯の表面物質(石灰)の新陳代謝の影響で3カ月から1年ほどで元の色に戻ってしまいますので、白さを保つためには定期的なホワイトニングが必要になります。
ホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング
オフィスホワイトニングのメリットは、手軽さと即効性でしょう。専門知識を持った歯科医師や歯科衛生士の管理の下で、漂白効果の高い薬剤(過酸化水素)を使いますので、1回の施術でもある程度の白さを実感できます。
デメリットは、短時間で歯を白くできるかわりに、色戻りも比較的早いことです。また、望む白さに到達するまでには何度か通わなければならないこともあるため、「ホームホワイトニング」に比べると少々費用がかかります。
ホームホワイトニング
一人ひとりの歯に合わせた専用トレイ(マウスピース)を作成してお渡しします。それにホワイトニング・ジェルを流し込んで、毎日2時間程度装着します。定期的に通うことなく、自宅でできることが大 きなメリットです。マウスピースは透明で、それほど目立ちません。通勤時間を利用するなど、装着する時間帯は工夫しやすいでしょう。
漂白効果が低めの薬剤を使用するので、白さを実感できるまでには時がかかりますが、毎日歯に染み込ませることから、色戻りは遅く、長い期間白さを保てます。
デメリットは即効性が低いこと、毎日装着するという「作業」が必要になることでしょう。
デュアルホワイトニング
あなたが望む「白さ」に到達するまでの期間を短くでき、さらにその白さを長い期間維持できます。 遺伝や加齢による、かなり黄ばみの強い歯にも効果があります。
2種類のホワイトニングを併せて行いますので、その分費用は割高になります。
ホワイトニングのリスク・副作用について
ホワイトニングはアメリカでは約20年以上前から行われており、アメリカの大学をはじめ日本の各大学の研究でも、その安全性は確立されています。当院で行うホワイトニングに関しましても安全性には万全を期しておりますが、考えられるリスク・副作用についてもご説明いたします。
・歯に白いしみ(※ホワイトスポット)がある場合、ホワイトニングでより目立つことがあります。とくにホワイトニング直後は白さが目立ちますが、24~48時間で少し落ち着いてきます。
※ホワイトスポット…エナメル質の部分的な石灰化不全によりみられる白斑。歯のフッ素症、エナメル質形成不全症、初期の虫歯などいくつかの原因が考えられます。
・ホワイトニングの後は、歯を守っているペリクルというタンパク質の保護膜がはがれていて、数時間は外部からの影響を受けやすくなっています。保護膜が回復するまでの12時間~24時間は色素がつきやすい状態になりますので、色の濃い飲食物はお控えください。